近畿大学東大阪キャンパス新設工事PROJECT STORY

近畿大学
東大阪キャンパス
新設工事

小野山 浩司

大阪本店 工事第一部 工事課 係長
2001年入社 大阪工業大学卒

西日本最大級の総合大学その大規模整備プロジェクトに挑む

10名を超えるプロジェクトチームを統括するリーダーとして

西日本最大級を誇る総合大学・近畿大学では、創立100周年を見据えひとつのプロジェクトが進行している。文系5学部、理系3学部、短期大学部を擁する東大阪キャンパスの大規模整備だ。『超近大プロジェクト』と銘打った本プロジェクトでは、従来の機能を一新した図書館棟をはじめ、新たな機能を備えた4つの棟が誕生する。それら主要な5棟の電気設備工事全般を浅海電気が一手に担うこととなった。

本プロジェクトにおける浅海電気のチームは13名。各棟ごとに担当メンバーを配し、一丸となって完成を目指す。それら各メンバーを統括し、プロジェクト全体の管理・進行を勤めるリーダーとして抜擢されたのは、入社16年目になる小野山だ。これまでいくつもの現場を経験してきた小野山だが、これだけの人数をまとめるのは初めての経験となる。「人数が多くなればなるほど意思統一は難しくなる。更に、5棟の施工を同時に行うという意味でも、スケールが大きく手応えのある工事。まさに、身の引き締まる仕事でしたね」。
2015年からスタートした国内屈指の教育・研究環境の創造をめざすプロジェクトは着々と進行し、現在、完成を目前に大詰めを迎えようとしている。

スペース、工期がタイトという難関を緻密な施工計画で突破

着任当初、最も小野山の頭を悩ませたのは施工計画の作成だった。「規模の大きな建設物の施工では、大型重機の設置スペースや資材を運搬する搬入スペースの確保が必要です。しかし、今回のプロジェクトの難関は、建物に対してそれら工事エリアが極めて少ないこと。通常の段取りでは上手くいかないことが明らかでした」と当時を振り返る。更には、一棟一棟がそれぞれに異なるデザインであり、工夫を凝らした外装は工事量も多い。その分、電気設備を行う内装工事着手までに時間がかかり、必然的に小野山たちに与えられた期間は短くなる。スペース的にも時間的にも非常にタイトな仕事だった。

「建築物の敷地内に重機の設置場所を確保し、進捗に応じて撤去する。資材搬入のタイミングを計算し、狭いスペースの中でも円滑な運搬を目指す――」。小野山は通常以上に綿密に計画を立て、限られたスペースと時間の中でいかに円滑に、かつ効率的に施工を進めていけるかを徹底的にシミュレーション。神経がすり減るような作業を経て、全体の施工計画を作成した。

そのかいあって5棟の施工は着実に進行したが、不測の事態に見舞われることも。しかし、突発的な変更にも小野山は動じない。「パニックになっても仕方ない。次の一手を考え迅速に対応するだけです」と笑う。「どんなに緻密に計画を立て万全に準備をしても、何が起こるか分からないのが施工現場。だからこそ面白く、やりがいがあるんです」。

現場での経験が成長につながるからこそ常に全力投球を

そんな小野山が、本プロジェクトの中で心を砕いてきたのは、メンバーとのコミュニケーションだ。10名を超えるチームであり、それぞれに異なる建物を担当するメンバーたち。ひとつの方針を打ち出しても、全員が全員とも同じ理解のもと行動できるとは限らない。そうした状況の中で互いの認識に「ズレ」が生じてしまうと、大きなミスにつながりかねないからだ。自身がまだ若手社員だった頃、何かにつれアドバイスやフォローをくれた先輩社員たち。その手に助けられ学んできた小野山だからこそ、今度は自分自身が後輩を支えたいと考えている。「初めて大きなチームを任され、後輩たちから気づかされることもたくさんありました。まだまだ不十分な点はありますが今後の課題にしていきたいですね」と前を向く。

難題を抱えた本プロジェクトも、あと数カ月後には完了する。全員の苦労の結晶がカタチとなって完成する日が楽しみで仕方ないと小野山は言う。「今回もそうですが、現場の一つひとつで経験を積みたくさんのことを学べることが、この仕事の最大の魅力です。目の前の仕事を一生懸命にやり遂げることで、確実に一歩成長していきたいですね」。

そんな小野山は、プライベートではふたりの子供を持つ父親だ。子供たちを連れて遊びにいったアミューズメント施設を見て、「子供たちが喜ぶような案件も手掛けてみたい」と密かに思う。いつの日か、「これが自分が手掛けた仕事だ」と誇りを持って伝えられるように――今日も目の前の仕事に全力で取り組んでいく。

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